大阪で根管治療を受ける前に知っておきたいこと
2018年09月26日
■ はじめに
歯がズキズキと痛んだり、以前治療した被せ物のあたりに違和感がある場合、根の治療である根管治療を行う可能性が高くなります。
しかしすぐに歯を削って根管治療を行うとは限りません。
今日は根管治療の前に患者様に知っておいていただきたいことを中心にお話をしたいと思います。
■ 根管治療前の検査とはどのようなものか
根管治療を行う前に、まず患者様から詳しくお話を伺うためのカウンセリングを行います。カウンセリングでは、どのような症状がいつごろから始まったのかをお聞きします。
もし別の歯科医院で治療をお受けになった経緯があれば、そのことも含めて詳しくお話を伺います。
次に先生がお口の中を見て状態を把握します。
痛みの原因が歯そのものではなく、噛み合わせや他の器官の疾患である場合もあります。
問題がありそうな歯をコンコンと叩いて響かないかどうか、風をかけて滲みる症状がないかどうかなど確認し、詳しい状況を確認するためにお口の中全体のレントゲン撮影を行います。
レントゲンで判断が難しい場合、さらに詳しい状況を調べるために局部的な写真を撮影したり、CTを使う場合もあります。
このような検査を行って総合的に痛みの原因を判断し、症状に応じた治療を行うための診療計画を立案します。
また、問題となっている部分が被せ物に隠れていると、レントゲンなど画像を見ても判断できない場合があります。
根管治療を行う前に被せ物や土台を外し、肉眼で精査する場合もあります。
痛みの原因は様々で、虫歯が原因とは限りません。
歯周病の悪化や歯根破折なども噛んだ時に痛みを感じます。
痛いからすぐに根管治療と決まったわけではなく、痛みの原因を解明し、状態に応じた治療を行うためにも事前に詳しくお話を伺うカウンセリングは大変重要です。
■ 根管治療にはどのような方法があるか
根管治療にはどのような種類があるのでしょうか。
根管治療が必要とされた場合、どのような治療を行うのかをご紹介します。
・抜髄(ばつずい)
抜髄とは、虫歯や細菌によって汚染された歯の神経を取り除く治療のことです。
歯の神経と言われている歯髄は神経と血管が通っており、ここが細菌や知覚過敏などが原因で歯髄に刺激が起こると、歯髄炎と呼ばれる痛みが起こります。
いちど歯髄炎になると、度重なるごとに痛みに襲われてしまいます。
残念ながらいちど歯髄炎になると、元通りにはならず、そのままにしておくと歯髄が壊死し、重症化してしまいます。
特に虫歯の場合、そのままにしておくと神経は死んでしまって歯がすっかり溶け、根っこだけになってしまい、残念ながら抜歯になってしまいます。
このような状態になる前に、炎症を起こした歯髄を取り除く必要があります。この歯髄を取り除く治療を「抜髄」と呼びます。
・感染根管治療
細菌感染してしまった歯の中は、腐った神経や溶けた象牙質などの汚染物質に侵されています。
歯の神経は死んでも細菌はまだ生きており、痛みがなくなったからとそのままにしておくと、細菌が根の先まで侵入して歯の根っこの先端の骨を溶かし始めます。
そこへ膿が溜まると非常に強い痛みと、外から見てもわかるほどの腫れを伴います。
歯髄炎を起こしているのに痛み止めを飲んで対処する、あるいは被せ物がとれてしまったけれど痛みがないから、とそのまま放置してしまうと炎症が歯の周りだけでなく、喉や顎のあたりが腫れてしまうことがあり、発熱を伴うなど全身症状が出てしまう恐れがあります。
感染根管治療は、いちど根管治療を行った歯が再び細菌感染することで起こります。
次のような症状が現れる場合、感染根管治療が必要になると考えられます。
・疲れている時や体調が優れない時など、歯の付け根あたりに鈍い痛みやむず痒さを感じる
・噛むと違和感がある
・歯肉が腫れて膿が出ている
・治療済みの歯に激しい痛みを感じる
・食べ物が飲み込みにくい
・のどや顎のあたりが腫れてきた
・風邪でもないのに微熱がある
感染根管治療と診断された場合、直ちに根の治療を行い、炎症を抑える抗生物質を服用して細菌感染を抑えます。
また歯ぐきが腫れて膿を持っている場合、歯ぐきを切開して溜まった膿を出す処置を行います。
・再根管治療
初めての根管治療で被せ物を装着したにも関わらず、痛みや違和感が残っている場合、根管治療の成果が出ず失敗に終わったと考えられます。
治療後すぐや数か月後、あるいは数年経った後に違和感が出ることがあり、細菌の取り残しや根の先端まで最終的な薬が詰まっていない、被せ物の下で再び虫歯になる二次カリエスなどが原因として挙げられ、再根管治療が必要となります。
再根管治療はまず被せ物を除去し、細菌に汚染された歯の内部を残さず取り除きます。
何度か根の中をきれいに消毒し、最終的な薬を詰める根管充填という処置を行ったあと、再び被せ物を被せます。
しかし再根管治療は初回の根管治療と比べて成功率が低いと言われています。
というのも、細菌が付着した充填剤は非常に取り辛く、取り残しの原因となってしまうからです。
このように、根管治療には3つの治療法がありますが、どの治療法も細菌を残さず取り除くことが根管治療を成功に導くカギとなります。
■ 根管治療は痛みや腫れを伴うか
激しい痛みや歯ぐきの腫れを伴う症状の場合、歯髄に起きている炎症を取り除く根管治療を行います。
根の治療を行うと一時的に痛みや腫れを伴うことがありますが、一過性のものであれば特に心配する必要はありません。しかし炎症が広がっているようであれば、治療法が変わることもあります。
■ 後悔しないために患者様に根管治療の医院を熟考していただきたい理由
この根管治療はどこの歯医者でも行われており、保険診療で受けることができますが、多くの歯科医師は長年の経験と勘により治療を行っていると思われます。
大阪でも根管治療を提供している医院はたくさんあり、どの医院に行けば良いのか迷うかもしれません。
根管内部は非常に狭く、根の形状によっては先端が曲がっていたり複雑な形をしているなど、完全に取り切れないケースも出てきます。
これではせっかく根管治療を行っても再び根の中に細菌感染が起こり、再根管治療が必要となってしまいます。
根管治療を成功させるためには根管治療を得意としている専門医の下で治療を受けることをまずお考え下さい。
そのためにはまずCTやラバーダム、マイクロスコープといった特殊な器具を使用している歯科医院を選ぶことが大切です。
根管治療は保険診療で安くて、どこの歯医者でも治療が受けることができると思われがちですが、ラバーダムやマイクロスコープなどの器具を使った治療を行っている歯医者は少なく、経験と勘に頼らざるを得ません。
特に根の形状が曲がっているなど複雑な場合、細菌の取り残しが心配されます。
ラバーダムは細菌の侵入を防ぎ、マイクロスコープは肉眼では見えない根の中の様子を確認し、完全に細菌を取り除くために使用します。
特にラバーダムは唾液や細菌の侵入を防ぐだけでなく、根管治療の器具がお口の中に落下するのを防いでくれます。
根管治療で使う器具は小さな針のような形をしており、誤って口の中に落下すると舌や歯ぐきなどを傷つけてしまう恐れがあります。
ラバーダムを使うことで、器具の落下によるケガを防ぐことができます。
根管治療を得意としている歯科医院では、この2つの器具を必ず取り揃えており、緻密な診療計画を立てて治療を行います。
大阪には非常に多くの歯科医院がありますが、根管治療を得意とし、専門医がいる歯科医院は限られています。
根管治療が失敗すると歯を残すことができず、抜歯となってしまうことがあるため、歯科医院選びは慎重に行わなければいけません。
当院では根管治療をスムーズに行う上で必要な設備をすべてそろえています。
CT、マイクロスコープ、ラバーダムはもちろんのこと、根管治療の際に使う器具は滅菌を行い、徹底的な衛生管理に努めております。
安心して治療をお受けいただけます。
歯ぐきの腫れや痛みが続いたり、他院で抜歯と診断された患者様も、まずは大阪で根管治療の実績が高い心斎橋デンタルクリニックにご相談下さい。
大阪市内の歯科医院の中でも多くの根管治療の実績を残しております。
丁寧なカウンセリングと綿密な診療計画を立て、患者様の大切な歯を守るために精一杯の治療を提供いたします。
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